グローバルロジスティックプロパティーズ 広野台で物流施設を着工 「GLP座間」来年6月竣工へ
グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(株)(以下GLP・本社=東京都港区・帖佐義之社長)が、マルチテナント型物流施設「GLP座間」を広野台で着工し、5月12日に起工式を行った。総延床面積13万平方メートル、総開発コストは約209億円。免震構造を備えた施設で、災害時にも稼働できる首都圏の新たな物流拠点として期待がかかる。竣工予定は2015年6月。
GLP座間は、日産自動車(株)の工場跡地で建設が進められており、地上5階建て、敷地面積は6万1000平方メートルに及ぶ。大型車両が各階に直接乗り入れ可能なランプウェイ2基を備えるという。
この開発は、GLPがカナダの公的年金運用機関である「カナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード」(CPPIB)と50%ずつ出資した合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」の一環。これまでにも埼玉県三郷を皮切りに、神奈川県厚木市や綾瀬市などで5つの事業を進めている。
最大700人の雇用見込む
同社は、GLP座間が国道246号や東名高速「横浜町田IC」から近く、横浜港や都心部、東京湾沿岸へのアクセスが良いことから「戦略的物流拠点」と位置づけている。また、住宅地に隣接しているためパートタイム従業員の募集にも適しているとしており、同社のこれまで手掛けた施設の実績から最大で700人程度の雇用が生じると推計している。
災害にも強い先進的施設に
GLP座間には免震構造やバックアップ電源、地下水の供給設備など、災害時の事業継続を目指した設備が導入される。庫内で働く従業員の安全を確保し、有事の際にも物流を止めないことで復旧の重要な役割を果たしたいとしている。同社は「最高の機能性と顧客企業の事業継続性を確保したい」とコメントしている。
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