映像や音楽を手掛ける「(株)スタジオねこやなぎ」(大須賀淳代表/市内西栗原)が、電子楽器シンセサイザーを題材にした日本初のドキュメンタリー映画を制作している。大阪を舞台にした作品で、9月に公開予定。同スタジオでは日本語版と英語字幕版を作り、日本のシンセサイザー文化を国内外に発信したい考えだ。
電子楽器の文化、国内外に発信へ
同スタジオは、福島県出身の大須賀代表が2009年に立ち上げた会社。企業などの依頼を受けて映像や音楽を制作している。大須賀代表は、その知識や技術を活かして、書籍の発行、雑誌のコラム掲載、学校やセミナー講師など幅広く活躍している。
大須賀代表にとって初監督となる映画の題材は、小学生の時から親しみ、現在も仕事道具として愛用するシンセサイザー。多種多様な音を合成し、独自の音楽を生み出す楽器だ。「ナニワのシンセ界〜The New World of Synthesizer in Osaka〜」と銘打たれた作品では、電子楽器が隆盛する大阪で活躍中のミュージシャンや開発者、飲食店や楽器店、その歴史などを追っている。
今年2月から本格的な撮影に着手した。座間と大阪を行き来して、これまでにインタビューした人物は15人以上、訪れたスポットやイベントも10カ所以上に及ぶ。「シンセサイザーの魅力を発信したい」と意気込んでいる。
「生き様、描く」
大須賀代表によると、電子楽器をテーマにした本格ドキュメンタリーは海外にこそあるが、国内では初だという。作品については、「自分の好きなものを追求し、イキイキと取り組む人たちを描いています」とコメント。現段階では東京の映画館と大阪のイベントで上映予定だが、「座間市民の人にも見て欲しい。地元で上映会を開けたらうれしい」と話している。公開に合わせて、英語字幕にも対応のDVDを発売する。また、ナニワのシンセ界を皮切りに、同じテーマでシリーズ化していく考えだ。問い合わせはスタジオ【電話】046・252・7780。またはホームページ(スタジオねこやなぎで検索)へ。
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