高齢者学級「あすなろ大学」(佐々木邦彦会長)は2月9日(金)、ハーモニーホール座間で創立30周年記念式典を執り行う。東地区文化センターを拠点に、60歳以上が生涯学習を楽しむ場として定着。9日から11日(日)までは、学習成果を発表する「あすなろ大学展」をサニープレイス座間で開催する。
あすなろ大学は栗原長寿学級を前身として、1988年に設立。60歳以上の受講生48人で始まり、現在は東地区文化センターを拠点に213人が所属する。
学生はそれぞれ好きなテーマを設定し、自ら積極的に調べ学習を行っている。佐々木会長は「ハードでストレスがたまるだけだと長続きしない。調べ学習の延長線上にあるクラブ活動や仲間作りといった両輪があるからこそ、楽しく続けられる」と話す。
節目を迎えるも、メンバーは40周年、50周年とさらにその先を見据えている。佐々木会長は「先輩方から脈々と受け継がれる文化と歴史、土壌があるからこそ続けられている。自分たちが楽しむだけでなく、市民にも生涯学習の楽しさを伝えたい」と語った。
式典では国立科学博物館名誉研究員の馬場悠男氏を講師に招き、記念講演を開催。人類学の専門家として世界各地で化石人骨の発掘調査に携わった馬場氏が、「座間から始まった人類進化研究の旅」をテーマに講演する。
午後2時から4時半まで小ホールで開催。参加無料。定員20人。問合せ・申込みは東地区文化センター【電話】046・253・0781。
学習成果、一堂に
受講生が学習の成果を披露する「あすなろ大学展2018」(北出允洋実行委員長=人物風土記で紹介)が9日から11日(日)、サニープレイス座間で行われる。
今年は座架依橋や高座海軍工廠をはじめとした地元の歴史、家庭の電気使用量調査など32のテーマが出そろった。北出実行委員長は「新しい発見があると思う。自分だったらこうやりたい、といったように色々な角度で見てみて」と話す。
時間は午前10時から午後3時半(最終日は3時まで)。入場無料。
座間版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|