入谷の吉原道場(吉原理次館長)がこのほど、東京武道館(東京都)で行われた第28回マルちゃん杯関東少年柔道大会でベスト8入りを果たし、10年ぶりとなる全国大会出場を決めた。9月23日(日)に同館で行われる大舞台に向け、選手は日々鍛錬に励んでいる。
1都7県から125チームが参加し、トーナメント制で行われた関東大会。5人1チームの団体戦で競われた。
吉原道場は県強化選手の次鋒・平松天選手(座間小6年)、中堅・ナコスティン王未土選手(中原小6年)、副将・長田共平選手(中原小5年)を軸に、先鋒・木村信之丞選手(立野台小6年)、大将・佐藤龍之介選手(中原小5年)の布陣で関東大会に挑んだ。
鮮やかに一本
「全国出場」を目標に挑んだ吉原道場。龍ケ崎柔道スポーツ少年団(茨城県)との初戦を4対1、大宮立志塾(埼玉県)との2回戦を3対1、3回戦はまるや接骨院柔道教室(山梨県)を相手に5対0で勝利するなど、順調に勝ち上がった。
全国切符をかけた4回戦は、昨年の優勝チーム・新田柔道スポーツ少年団(群馬県)。強豪との試合は白熱した展開となった。吉原道場は先鋒戦で惜しくも敗れるも、次鋒・平松選手が背負い投げで優勢勝ち、中堅・ナコスティン選手が内股で一本勝ちを収め、全国出場へ王手をかけた。
大一番となった副将戦、長田選手が強敵相手に支釣込足(ささえつりこみあし)を決め、一本勝ち。悲願の全国出場を決めた。準々決勝は古賀塾(川崎市)に0対3で敗れるも、堂々のベスト8入り。選手たちは10年ぶりの快挙を喜んだ。
まずは16強を
9月23日に東京武道館で行われる全国大会「平成30年度マルちゃん杯全日本少年柔道大会」には、全国各地から予選を勝ち上がった32チームが出場する。関東ベスト8で出場権を獲得した吉原道場は初戦、地区大会優勝チームと対戦することになる。吉原館長は「まずは1回戦突破、ベスト16を目標にしたい」と語り、選手たちは日々猛練習に励む。選手それぞれ体の特徴にあった技を身に付け、得意技を磨いている。
先鋒の木村選手は、背負い投げと返し技を得意とする。「全国でも一本を取りたい」と意気込む。次鋒の平松選手は、組手が上手い試合巧者。「関東のように一本を取る柔道を」と力強く語った。
中堅のナコスティン選手は内股を得意とするキャプテン。「チームの中心として、鮮やかな一本で次につなげたい」と決意。副将の長田選手は大外刈りからの支釣込足というコンビネーションが得意技。「練習を頑張って全国でいい成績を」と抱負を語る。大将の佐藤選手は、体格を生かした抑込が強み。「握力を強くして、強い相手にも一本を取っていく気持ちで挑みたい」と話した。
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