ざま災害ボランティアネットワーク(濱田政宏代表)が第32回神奈川地域社会事業賞(神奈川新聞主催)を受賞し12月7日、同新聞社本社(横浜市)で授賞式が行われた。濱田代表は「会員の皆さんを代表して受賞してきました。応援してくださった座間市民の方々のおかげでもあります。ありがとうございます」とコメントした。
ざま災害ボランティアネットワーク(ZSVN)は、座間市周辺で大規模災害が発生したときに、座間市社会福祉協議会と連携して災害ボランティアセンターを立ち上げ、被災市民を救済するために市内ならびに他地域からの災害救援ボランティアの受け入れと送り出しを行うことを目的に2008年に設立した。
同団体はこれまで、合言葉「災害発生時には、わが身と家族の安全の確保」を訴えながら、合言葉「生き残らなければ何も始まらない」の実践のためイベントや市内外の教育現場のほか各種団体などからの要請で地域減災活動や災害対応活動の啓発を行ってきた。また行政と連携し防災・減災講座、体験型減災・災害対応訓練、避難所運営委員会設置支援などの事業にも取り組んでいる。
濱田代表は「『災害は忘れないうちにやってくる』。これが新しい格言だと思います。いつ来てもおかしくない首都直下地震、南海トラフ巨大地震など、私たちは謙虚に受け止めて、そして、それぞれの方が受け止めた感性で、”生きる””備える””関わる”の行動をとってほしい」と呼び掛けている。そして実際に災害が起こった場合、『自助』『隣助』が8割、『共助』は1割、『公助』は発災直後は機能しないと指摘し、日ごろの災害に対する意識の大切さを訴える。
同団体は来年度から座間市との相互提案型協働事業として「児童ホームの防災対策事業」を行う。児童が放課後を過ごす児童ホームで、各施設に見合った対応訓練を実施し、最終的にはマニュアルを作成して体制構築まで行っていく予定。
今年度、同賞を受賞したのは同団体のほか、鴨居駅周辺まちづくり研究会(横浜市)、理科で遊ぼう会(相模原市)の3団体。賞状や副賞が贈られ、地域に根差した活動の成果が評価された。
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