市内緑ケ丘在住の水口政人さんが、マレーシア・クチンで行われた第21回アジアマスターズ陸上競技選手権大会に4×100mリレー(M45/45歳〜49歳の部)のメンバーとして出場し、金メダルを獲得。世界新記録もたたき出した。
「狙いにいっていた。バトンパスが今までにないくらい完ぺきだった」。第2走を担った水口さんは、今や日本のお家芸になりつつある4×100mリレーのバトンパスを20年ぶりの世界記録更新の要因の1つに挙げる。また、今回のリレーメンバーには、2008年の北京オリンピックの4×100mリレーで銀メダルを獲得した朝原宜治さんも名を連ねた。「バトンパスの練習の時から速かったですね」と水口さん。世界を知る選手の凄みを体感する機会にもなった。
8歳から野球を始め、大学時代は六大学野球に出場した経験を持つ水口さん。陸上の世界に飛び込んだきっかけは、大学時代の野球部の同期との「どっちが速いか決着をつけよう」というちょっとしたこと。「ヤフオクで1000円くらいのスパイクを買って、その同期と大会にエントリーして100mを走ったのが最初です。勝負には勝ちました」と笑う。
練習は毎朝の自宅前での坂道ダッシュがルーティン。5年半ほど続けている。シーズン中は週末の度に大会にエントリーする実践派だ。「以前は陸上の何が面白いんだろうと思っていたけど、今は走るたびに速く走れるようになるのが本当に楽しい。全国に仲間もできた。100mでも世界チャンピオンになれたら」
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