栗原中央在住の大塚正子さん(68)が6月5日、第21回中美神奈川展で入賞を果たした。芹沢公園近くの水道タンクを描写。51点の作品から、県知事賞、教育長賞に次ぐ神奈川新聞社賞を受賞した。
中央美術協会神奈川支部主催の美術展。今年は公募で51点の力作が集まった。
毎朝芹沢公園でのラジオ体操に参加していた大塚さん。同公園近くの水道タンクが目に入り、「朝日や夕日が当たるといい感じだな」とその存在を気にしていたという。同支部主催の美術展を知り、50号(116・7cm×80・3cm)での制作を決意。「構図と色の質感にこだわった」と話す。
美術展での入賞は初めて。受賞の知らせを受け、「賞なんてとんでもない」と驚いたという。審査員からは「日常生活の中で夕暮れ時はハッとする瞬間。日常を切り取っていたのがよかった」と講評された。
40代の頃、「夫の影響で絵を習い始めた」という大塚さん。市内を拠点に活動する美術家の交流組織「座間市アーティストファイル」に加盟し、市内のギャラリーで夫婦2人展を開くなど、仲良く絵描きを楽しんできた。
7月11日(水)から16日(月・祝)までは、同団体による作品展「第8回座間・アートの今展」が、ハーモニーホール座間1階ギャラリーで開かれる。大塚さんは今回の受賞作品を出展するつもりだ。
「自分で美しいと思うものを作品で表現したい。少しでもいい絵を描きたい」と語った。
時間は午前9時半から午後5時(16日は4時まで)。入場無料。問合せは市生涯学習課【電話】046・252・8476。
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