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座間版 公開:2013年3月1日 エリアトップへ

50周年を迎えた市老人クラブ連合会の会長を務める 曽根齊(ひとし)さん 栗原中央在住 69歳

公開:2013年3月1日

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今できること、一歩ずつ

 ○…「嫌だ、とは言わず、できることはやる」を信条に生きてきた。昔からコツコツと真面目に取り組む性格で、頼まれごとを断ったことは人生でも数えるほど。上栗原長寿会の会長になってくれないかと打診を受けたのは、同会に入会した直後だった。「今まで仕事に打ち込んで来たから、定年後3年はゆっくりしようと思っていたけれど…」。右も左もわからず一抹の不安はあったが「できる限りのことをします」と答えた。

 ○…座間生まれ座間育ちで、生粋の「座間っこ」。座間の発展とともに成長し、年を重ねてきた。「子どもの頃は見渡す限りの畑と山。あぜ道や目久尻川で遊んだ」。蓮華の花が田んぼ一面に広がる様は、大切な原風景だ。高校卒業後は電鉄に入社。初めは「父と同じ職に」と就いた仕事だったが、持ち前の丁寧な仕事が買われ、異例の速さで運転士デビューを果たした。「当時は運転士が足りていなかったから、たまたまですよ」と謙虚な姿勢は崩さない。

 ○…老人クラブのメンバーと行く旅行は、年数回の楽しみ。「気心が知れている仲だから、修学旅行みたいな気分」。皆で釣りやカラオケをしたりと、楽しい時間はあっという間に過ぎる。最近は、会でも取り入れているニュースポーツ「カローリング」がお気に入り。近隣市のクラブと交流試合も行う。「いくつになっても、『負けてたまるか!』という気持ちが湧くから、人間は不思議」とほほ笑む。

 ○…「かつては、老人クラブというと『お茶のみ』とゲートボールのイメージが強かったし、それでも人が集まった」。サークルや習い事など、老後の選択肢が増えるにつれ、クラブの加入者は減少した。一方で、会の活動も旅行に作品展、ニュースポーツなど幅が出てきた。「今後は、ただ自分たちが楽しむのではなく、地域で貢献できる機会を増やしたい」。地域清掃や独居老人の見守り活動を始めるなど、確実に目標に向かい一歩ずつ前進している。
 

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