神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
座間版 公開:2013年7月12日 エリアトップへ

7月27日から開催される「座間全国舞踊コンクール」の事務局長を務める 藤島 薫子さん 相武台在住 31歳

公開:2013年7月12日

  • LINE
  • hatena

寝ても覚めてもバレエ

 ○…「1人でも多くの子どもの励みになるコンクールがあればいいのに…」。日々、子どもたちにバレエを教える中で、ふと感じた。近隣地域では数多く開催されているバレエコンクールが、座間にはない。「じゃあ、自分たちで作ろうかなって」。子どもたちを学年別に審査する、珍しい方式の「座間全国舞踊コンクール」。その第1回大会を、7月末に控えている。「このコンクールから、世界に羽ばたくような子がいればいいなと思うんです」

 ○…バレエの魅力に取りつかれたのは中学1年生の時。ミュージカル「アンデルセン」に登場する王室バレエ団のシーンを見て「バレエをやろう!」と心に決めた。すぐさま近所の教室の門を叩いたが、実際のレッスンは地道でストイックで、舞台の華やかさからは想像しがたいものだった。物心ついた頃から踊り続けている生徒との圧倒的な経験差に、コンプレックスは膨らむばかりだった。「常に空気が張りつめていた。でも、不思議と辞めたいとは思わなかった」

 ○…19歳の時に、転機が訪れた。近所にバレエ教室ができたと聞き、そこで恩師澤井秀幸氏に出会った。「当時は開校したばかりで、ビギナーの子が多かった」。自然と教える機会が増え、未来の才能を育成する楽しさに目覚めた。「その時に入った子が成長して、コンクールで入賞する。もう、たまらないですよね」

 ○…2008年、恩師とともに劇団「虹のくにミュージカル」を立ち上げ、脚本と作詞を担当。今年の春には、市民ミュージカル「座間こども劇場」も設立し、8月の初公演にむけて多忙な日々を送る。「自分の時間はないけれど、趣味と実益を兼ねているから幸せ」。30代の目標は、自分の生活をもう少し楽しむこと。「でも、皆がもっと舞台を踏める環境を作りたいし、座間のほかのアーティストとの繋がりも強めていきたいし…」。まだまだ忙しい日々が続く予感がしている。
 

座間版の人物風土記最新6

笹岡 泉さん

フェイスブックページ「We Love Zama」のタウンリポーターを長年務める

笹岡 泉さん

緑ケ丘在住 70歳

1月31日

松田 恵三さん

28日(火)まで行われている第3回「座間市民写真展」の実行委員長を務める

松田 恵三さん

栗原中央在住 80歳

1月24日

永野 貴義さん

高座クリーンセンター環境プラザの施設長として施設の情報発信に力を入れる

永野 貴義さん

46歳

1月17日

増田 修孝(のぶたか)さん

1月1日付で(一社)座間青年会議所の理事長に就任した

増田 修孝(のぶたか)さん

栗原中央在住 38歳

1月10日

出口 有加さん

市内で出版社「犀(サイ)の工房」を営む

出口 有加さん

四ツ谷在住 38歳

1月1日

徳永 誠さん

座間市立市民交流プラザ「プラっとざま」の所長を務める

徳永 誠さん

座間市在勤 57歳

12月13日

あっとほーむデスク

  • 11月8日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月31日号

お問い合わせ

外部リンク