設立10周年を迎えたひばりが丘コミュニティセンターの管理運営委員長を務める 濱本孫三(まごぞう)さん ひばりが丘在住 68歳
原動力は情熱
○…未就園児から高齢者まで、同じ地域に暮らす様々な人々が集い、交流する「ひばりが丘コミュニティセンター」で管理運営委員長を任されている。自治会の代表として、センターの管理運営に携わって早9年。「しっかりとした委員さんに恵まれたから、やってこれていると思う」。2月16日に雪の残る中で執り行われた開館10周年記念式典には、100人の出席者が集まった。
○…愛媛県出身。座間には1980年に移り住み、自治会長やPTA会長など地域の要職を歴任した。会社員時代は卓球の実業団チームに所属。全日本大会に監督として参加し、全国を飛び回ったこともあった。現在も現役選手で、南中学校卓球部のコーチも務める。「昔から、人と接するのが嫌いじゃない。色々な付き合いがあって、それぞれ刺激と元気をもらっている。これが心身の健康の秘訣かも」。試合でも体力でも、まだまだ中学生に負けないよ、と目を細める。
○…卓球に加え、釣りに盆栽、菊花――。幅広い趣味を持つが、いずれの趣味にも全力投球だ。中でも、菊花と盆栽は、それぞれ100鉢を超える熱の入れようだ。座間に移り住んだのも、菊と盆栽が映える広い庭を探し求めたのがきっかけだった。手を掛ける度美しさを増し、時季には庭一面を染め上げる花々を見ると、連日の水やりも苦にはならない。「数を減らせないの?」と時に困り顔の妻も、多忙の日には水やりを手伝ってくれている。
○…様々な顔を持ち、子どもと接する機会も増えた。「かつて教職か研究職で迷い、研究職の道を選んだ自分にとっては、両方の夢をかなえたような気分」。今の生活はとても忙しいが、体力と情熱の続く限りは続けたいと考えている。「仲間と飲みに行くと、100歳まで元気でいよう!なんて言いあったり……」。モットーは「やるからには、懸命に」。温厚な瞳の奥に、情熱を燃やし続ける。
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