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座間版 公開:2014年4月4日 エリアトップへ

学習支援ボランティアの会で代表を務める 久保 秀男さん 相模が丘在住 42歳

公開:2014年4月4日

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「無限の可能性」に支援の手を

 ○…長年、塾講師として子どもたちに勉強を教えてきた。初めは緊張を浮かべて塾に来ていた子どもたちの目が、教え方一つで好奇心に染まる。「子どもたちは柔軟で、思わぬ反応が返ってくる。無限の可能性を持っているんだなあ、と実感させられる瞬間がいくつもあるんです」。現在は教育の現場を離れ、本業はシステムエンジニア。それでも教える楽しさを忘れられず、無償で勉強を教える「学習支援ボランティアの会」を、昨年立ち上げた。

 ○…新潟で生まれ、物心つく前に座間市へ。意外にも、高校までは勉強嫌いだったという。大学受験を控えた時、小学校の恩師が素晴らしさを力説していた「相対性理論」がふと頭をよぎり、理系の道を選んだ。「でも、間違えて工学部に入ってしまって。あれ、相対性理論がない、と」。ゼミで相対性理論を学び、卒業後は塾講師に。初めての授業では、緊張から足が震えた。「毎日アナウンサーみたいに発声練習までして。必死でした」。それでも、教える楽しさを知るまでにそう時間はかからなかったという。

 ○…講師時代は、まとまった休みを見つけてはバイクに跨りツーリングに行った。時には学業にご利益があるという大宰府天満宮の鉛筆を求め、福岡へ。受験を控えた生徒たちに配った。「ツーリングは今でもいい息抜きの方法です。でも今は、教えることが実益を兼ねた趣味のようなものかもしれないです」と笑う。

 ○…会を立ち上げて約10カ月。初めは全く生徒が集まらず、自らビラを配る日々が続いた。数千部まいたこともあったが、反応はゼロ。実際に生徒が集まりだしたのは今年に入ってからだった。「お子さんを預かるわけだから、信頼が大切。壁は厚いですね」。偶然再会したかつての教え子も加わり、ボランティアも7人になった。「わからないことを、誰かが当たり前に教えてあげる。そんな環境、文化にしていきたい。それが最終目標ですね」

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