県消防操法大会に出場する座間市消防団第3分団の分団長を務める 段谷(だんたに)比呂之(ひろゆき)さん 栗原中央在住 42歳
自分に勝つ事が第1歩
○…県内自治体の消防団が操法技術を競う「神奈川県消防操法大会」までいよいよ残り1カ月。座間市を代表して出場する第3分団は、今年1月末から練習に取り組んできた。4月に入ってからは、2日に1回のペースで練習を行い、操法技術に磨きをかけている。分団長として心がけているのは、ハードな練習をこなす選手たちのケアだ。「体調はどうだ?」と1人ひとりに声をかけ、不安や悩みをすくい取る。選手を支える団員たちの存在も大きく、「毎回20人近い団員が来てくれるので、心強い」と信頼を寄せている。
○…第3分団第1部に所属している。先輩から誘われて、約15年前に入団した。団活動を通じて得た財産を尋ねると、「仲間」と即答する。「入団前は1人で行動して、あまり友達をつくらないタイプでした。自分の全てを出せて、相談できる仲間に会えた」と、その出会いに感謝している。市消防操法大会で3位入賞を果たしたことなど消防団での思い出は数多い。
○…「じっとしていられない性格」で、スノーボード、サーフィン、バスケットボールなど多趣味。17歳から続けているというサーフィンでは、宿を取らずあてもなく車を走らせ、良い波に出会える場所を探し続けたことも。バスケットでは時に、高校生と一緒にプレーする。ここ数年は、高校3年生の双子と、小学生になる息子とスノーボードを楽しんでいる。結婚して約20年の奥さんはインドア派だという。「全く違うタイプだから逆に合うんですね」と笑う。
○…「勤勉、努力」が座右の銘。勤務する(株)双和では住宅の配管・修繕に携わっており、新しい工法を日々学んでいる。若々しさを保つため日々の運動にも意欲的で、「まだ若い人たちに負けたくない」と話す。「勤勉、努力」を実践する上で、一番の敵は自分自身だ。「自分に負けたら、誰にも勝てない。まずは自分に勝たないと」――。
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