神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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座間版 公開:2014年10月17日 エリアトップへ

10月10日に10周年記念式典を開催した地域活動支援センターかざぐるまの所長を務める 野原 美幸さん 相模が丘在住 52歳

公開:2014年10月17日

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自然体で向き合って

 ○…記念式典で、歴代の所長や利用者家族、近隣事業所の代表者ら総勢55人が見守る中で挨拶にたった。これまで施設を作り上げてきた人たちへの尊敬の念、様々な形で施設を支えてくれる多くの人への感謝がこみ上げ、一瞬言葉に詰まった。「あらかじめ、メモを書いていったんだけど、土壇場で『これじゃないかな』と思った」。自身がここまで活動を続けて来られた驚きと、周りの人々への感謝を、飾らずに述べた。

 ○…知的障がいを持つ人の就労支援、生活指導を行う「地域活動支援センターかざぐるま」。現在は11人の利用者が、組み立てや封入などの受注作業に日々没頭する。アクリルたわしなどの自主製品の製作や、隣接する畑で採れた野菜の販売も手掛ける。「できることを、できる人にやってもらう。それがここの方針」。無理強いはせず、ストレスのない範囲で仕事を任せる。そのお蔭か、出勤率は約94%を保っている。

 ○…電気会社の研究部署での事務、出版社での編集記者など、異業種を渡り歩いた。結婚を機に座間に移り住み、3人の子どもに恵まれた。かざぐるまとの出会いは、近所のママ友からの紹介だった。「一緒に働いてみない?という誘いに応じて。当時は福祉や障がいに関する知識は殆どゼロだった」。家族の支えや、当時の所長の理解もあり、週に数回のパートから始まった活動。開所直後で「何ができるのか」を手探りで進む毎日だった。2010年、所長に就任。「まさか自分が」との思いと、使命感とが交錯した。

 ○…所長就任から4年。近隣の作業所の人たちと交流する機会も増え、新しい刺激を貰っている。更に、今年は座間市小規模障害者施設等連絡協議会の会長も任され、忙しさも増す一方だ。10年という節目を迎え思うことは、「ネットワークの大切さ」。他作業所や、地域の人々といかに関わり、関係を深めていくか。考えることは山積している。

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