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座間版 公開:2015年10月16日 エリアトップへ

座間ひまわり写真コンテストで市長賞を受賞した 来住 和年さん 相模が丘在住 64歳

公開:2015年10月16日

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レンズ覗けば浮かぶ異世界

 ○…道端の花や、コップについた水滴――。日常の何気ない物でも、レンズを通すと別世界のように幻想的な風景が浮かび上がることがある。小さな露や光の粒を思い通りに捉えた時、写真の魅力を再認識させられる。昔は子どもの成長を映すための機械だったカメラ。今では、移動中の電車の窓から、無意識に被写体を探してしまうほど、生活の一部になった。「腕試しをしてみたい」。そんな気持ちで応募した、座間ひまわり写真コンテスト。いきなりの「座間市長賞」受賞の一報に、心が震えた。

 ○…九州に生まれ育ち、大学入学と同時に上京。単身で荷物を抱え、丸2日間列車に揺られた。「当時見た東京の景色は、本当に衝撃的だった」。初めて訪れた新宿駅でヒッピーの集団を目にし、驚きと心細さに身を縮めたのは今でもはっきりと思い出せる。大学を出て教師の仕事につき、40年近く。現在は大和市で、再雇用の身として小学校の教諭を続けている。息子が四国に転勤になり少々寂しい思いをしているが、「今は飛行機ですぐ帰ってこられるから」と目を細める。

 ○…妻は、かつてのピアノの先生。自身が教師を志す際に必要なピアノのスキルを身に着けようと、習い始めた。現在も、趣味のバイオリンの練習の際には伴奏をお願いしたり、アドバイスを貰ったりと時間を共有する機会が多い。コンテストの応募作も、妻のセレクト。「数十枚の中から『絶対にこれがいい!』と言われ、出したんです」。市長賞という結果に、誰よりもはしゃぎ、ともに喜んでくれたのも妻だったという。

 ○…「写真は生涯の趣味として大切にしていきたい」。現在は仕事をしながら趣味の範囲でやっているが、退職後はもっともっと没頭したいと目を輝かせる。「目標なんて、大それたものではないんですが…」。自分の作品として、明確なメッセージを持たせた写真を撮りたい。そんな未来を密かに思い描いている。

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