座間版 掲載号:2016年2月26日号
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3月5日からハーモニーホール座間で展示「帯アートと花」を開催する 山本 修子さん 座間在住

日常にアートで華添えて

 ○…「美術館で楽しむ芸術も素敵だけれど、もっともっと、生活の一部として楽しんで欲しかったから」。地元では「座間神社の奥様」として、一歩外へ出れば着物の帯を花器として使い生け花と融合させた「帯アート」の考案者として、その名を知られている。こだわりは、帯に決してハサミを入れないこと。縫ったり切ったりはせず、折りたたんで結ぶだけで楽しめる気軽さが評判を呼び、県内外に講習に出かけることも多い。

 ○…思い起こせば、原点は高校で入った華道部での経験。その奥深さに、みるみるうちに魅了されていった。その後は一度もやめることなく、現在は教える側として華道に携わり続けている。立体造形作家としても活動するが、テーマは一貫して植物の持つ美。その形や色、その香りや手触り全てが強い生命力を発しているという。「いろいろな活動をしているけれど、根っこは一つ。全部繋がっているの」と微笑みかける。

 ○…若くして神社に嫁入りし、初めはわからないことも多かった。戸惑うこともあったが、書籍や資料を読んで猛勉強。疲れることがあっても、神社から見る大山の夕景が心を癒してくれた。努力は実り、神社の「顔」として人脈は徐々に広がり、今では「こんなことをやってみたいんだけど」といった相談を受けることもしばしば。帯についても随分と研究を重ねており、「本当はお話したいところだけど、丸一日かかっちゃうから……」と言うほどだ。

 ○…時間やお金をかけず、日常空間で気軽に楽しめる芸術。そんな形を追求してできたのが帯アートだ。山手外交官の家や横浜・赤レンガ倉庫など、有名スポットにも随分華を添えてきたが、次の舞台はいよいよ地元・座間。会期中は、講座も同時開催する予定だ。「生活の場で、カジュアルに芸術を楽しむ人が増えれば。きっと、少しだけ心に豊かさと彩が生まれるはずだと思うんです」。凛とした佇まいで、優しく語る。

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