座間市議会の議長に就任した 京免(きょうめん) 康彦さん 立野台在住 51歳
「和」で組織まとめる
○…9月に選挙が行われ、新しい顔ぶれとなった座間市議会。10月14日の臨時会で、議長に選出された。議員22人の長として、「円滑な運営を心掛けます」と意気込んでいる。数年来進められてきた議会改革のさらなる推進も、大きなテーマだという。一般質問の時間配分見直しやICT(情報通信技術)の活用について検討を進めていく考えだ。
○…2004年に初当選。当時は自治会や、若手経営者などが集う座間青年会議所で精力的に活動しており、立野台から出ていた議員の引退に伴い、白羽の矢が立った。「それまでも政治に触れる機会はあったけれど、まさか当事者になるとは想像もしていなかった」。気付けば議員として12年、さらには議長を任されるまでになった。ここまで続けてこられたのは、「しっかり者」だという妻の存在が大きい。周囲から出馬を打診された当初は反対したこともあったが、議員になってからは「与えられた職に、全力で取り組んで下さい」と支えてくれた。「妻の協力があってこそ」と感謝の想いは尽きない。
○…小学生から高校生まで3児の父。多忙な日々を過ごすなかで、子どもと過ごす時間が「癒し」。激しい選挙戦の最中でも、長男のサッカーの試合が見たくて会場まで密かに駆け付けたというから、その子煩悩ぶりが伺える。趣味は10代で始めたサーフィンだが、政治の世界に身を投じたことをきっかけに辞めたそう。「ずいぶんとブランクがあるけど、時間が許せばまた波に乗りたい」と胸に抱く。
○…30歳で座間市消防団に入り、現在では全団員をまとめる団長を務めている。消防団や議会における組織運営で重視しているのは「人の和」だという。各個の調整と連携を図り、組織が和を保てるように努めている。「自分ばかり前に出て取り組んでいたら、人がついてこないからさ」――。我欲は出さず、一歩引いて謙虚に、組織をまとめあげていく。
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