コーラスサークル「プレシャスママ」の代表として子育てフェスティバルに出演する 棚倉 幸子さん 入谷在住
母としての思いを込めて
○…昨年9月、子育てフェスティバルでの出演の依頼を受け、コーラスグループを結成した。メンバーは全員子育て中の母親たち。15人程度でスタートした活動は輪を広げ21人となった。「うまく歌うより、メンバーが楽しく歌えれば」という自然体で臨む初舞台。「メンバーたちが楽しく『また歌いたい』と思えるような舞台にしたい」。出来よりも込めた思いを伝えたいと意気込む。
○…現在1児の母。結婚を機に座間市に移り住んだのが2005年だ。地域活動を行うようになったのは出産が転機だった。友人に見せてもらった子育て情報誌『ざまっぷ』の存在に感銘を受け、自身もその編集委員に名乗り出た。病院や公園など、子育てに必要な情報集めに奔走し、「大変だったけど、本当にやって良かった。友人もたくさんできた」と振り返る。さらに、そこで知り合った市役所担当者からフェス出演の話が舞い込む。「以前から市内で歌をやりたいと思っていた」とグループ結成を決意した。
○…「今は子育てが趣味みたいなものかな」。愛娘のペースに合わせた生活で、都内でのゴスペルレッスンも頻繁に通うのは難しくなった。遠出や外出も子ども中心の生活の中で、夫と2人、共通の楽しみがある。「野球観戦が好きなんです」。夫との出会いも東京ドームの座席の上という筋金入りの巨人ファン。娘のことを考え観戦には行けないが、今年もシーズンインを楽しみにしている。
○…1月28日(金)のフェス本番、『はじめての日』という歌を披露する。メンバーの子どもたちの写真をスライド上映しながら、それぞれに思いを話すという演出。事前のリハーサルで感極まってしまうメンバーもいた。本番でも、母親として抱えた思いを歌に込める。「これからお母さんになる人、子育てが終わった人など、たくさんの人に聞いて欲しい」。子育てママたちが、めいっぱいに輝きを放つ。
|
|
|
|
|
|