東海大学付属相模高校の地元応援実行委員会の名誉実行委員長を務める 坂本 文彦さん 相模が丘在住 73歳
応援で高校に恩返し
○…45年ぶりの夏の甲子園制覇を目指す東海大相模。地元応援実行委員会には座間市と相模原市から有志50人ほどが集い、球児の活躍を後押しする。「例年と一味違う」と評する今年のチームは投・打が揃っており、優勝を狙えると太鼓判を押す。初戦は12日。「何とか時間を作って甲子園に駆け付けたい」と話す。
○…高校からほど近い相模が丘に移り済んで半世紀。同校が全国初優勝した1970年は、「観客」として地元の盛り上がりを眺めていた。積極的に関わる様になったのは25年ほど前。自身が参画する地域の祭りに、同校・吹奏楽部が出演していたこともあり、「恩返しの想い」で応援するように。気付けば「どっぷり」浸かっていた。今大会に向けては自己流の書道で「頑張れ 東海 球児」という横断幕を書き上げた。「東海」の2文字は、優勝メダル獲得を祈願し、金粉を使ったそう。「このメッセージは選手に伝わるはず」と自信たっぷり。
○…相模が丘仲よし小道の維持・管理などに取り組む「『新生さくら道』の会」と「NPO法人さくら百華の道」で、それぞれ代表を務めている。会の中心メンバーは60〜70代で、企業の第一戦で働いてきた人も多い。個性豊かなメンバーを、持ち前の行動力と、裏表の無い闊達な性格で一手にまとめ上げる。「対人関係は、まずは自分から心開かないといけません。着飾っても仕様が無い。嘘をついてもお天道様は見ているよ」と豪快に笑う。
○…幼稚園の園長を務めていた時に、子どもを楽しませようとマジックを独学で習得した。今でも「マジシャン ふみやっこ」として、学童保育や老人クラブに足を運ぶ。得意技は皿回し。桜の木を棒代わりに、ピンクや赤で着色した皿を花びらに見立て、満開の桜を表現する。筋書きを決めずに、時に観客を巻き込むステージは、まさに独壇場。観客を魅了し、会場を笑いの渦に包み込む。
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