(一社)座間青年会議所の理事長に就任した 竹田 陽介さん 相模が丘在住 33歳
挑戦が「進化」もたらす
○…青年会議所(=JC)は明るく豊かな社会の実現をめざし、20歳から40歳までの有志が集う組織。きょう1月1日、(一社)座間青年会議所の第38代理事長に就任した。今年のスローガンは、「進化〜あくなき挑戦〜」。ここ数年、同JCを牽引してきた会員の多くが卒業したことで、組織は大きな分岐点を迎えているという。若い世代が台頭して新風を吹き込むためには、一人ひとりがチャレンジ精神を持って、「進化」する必要があると考えている。「自分も含めて、新しく生まれ変わらなければいけない」と意気込む。
〇…2013年に入会。これまでの4年を振り返ると、先輩たちに支えられた日々だった。特に郷土愛醸成委員長を任された2015年は、座間の戦国時代にスポットを当てた事業を行うにあたり、当時の副理事長にお世話になったそう。「夜な夜な時間を作り、付き合ってくれて。頑固な後輩だったと思いますが、最後まで見捨てずに守ってくれました」。その先輩の卒業式では、感極まって涙が溢れた。「あまり泣く方ではないのですが、自然と涙が出てしまい…」と懐かしそうに振り返る。
〇…相武台東小と座間中、座間高校の出身。大学卒業後、地域新聞の記者を経て、2012年から座間市議会議員を務める。漠然とながらも政治の道を志したのは、大学生の頃。議員事務所を手伝う機会があり、地域のために政策提言する姿に関心を抱いた。座右の銘は、維新三傑の1人、大久保利通が残した「為政清明(いせいせいめい)」。政(まつりごと)を行うには清く明瞭であれという意味だ。「憧れも込めて。そう、ありたいですね」。
〇…「我々の活動は、小石を池に投げ込むようなもの。投げ続ければ小さな波紋が大きくなって形を成す」。JCの知人が口にしていたというフレーズだ。「願いや想い、努力の積み重ねは、いつか実を結ぶ」――。そう信じて、メンバーを引っ張っていく。
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