25周年を迎える「イオンシネマ海老名」で総支配人を務める 谷口 晃生さん 42歳
柔和質直な姿勢で臨む
〇…イオンシネマ海老名の総支配人に着任して早1年。就任当初は多くの人たちの思い出を作ってきたであろう「日本初のシネコン」という歴史の重みに少なからずプレッシャーを覚えたが、舞台挨拶やオールナイト上映といった催しを毎月実施するなど「イベント好き」な自身ならではのカラーを出してきた。「お客様をおもてなししたくて」と熱い思いを語る。綾瀬出身のためイオンの前身・ニチイ時代から馴染みがあり、小学生の時には現在の映画館の場所にあったスケートリンクに遊びに来ていた。「まさかここで働くことになるとは」と微笑む。
〇…イオンエンターテイメント(株)に入社したのは15年前。それ以前は牛丼を扱うチェーン店に勤務し店長職まで登り詰めたが、いつしか好きな映画の道に進みたいと思うように。映画は幼少期から家族で金曜ロードショーを見ていたこともありいつの間にか好きになっていたという。茅ヶ崎と静岡の富士宮で総支配人を務めた経験を糧に、現在は約50人のスタッフとともに来館者に楽しんでもらおうと心を配る。
〇…幼い頃に夢中になったのは、釣りと将棋。どちらも父の影響で始め、特に釣りは学生時代にも時間を見つけては相模川河口や茅ヶ崎漁港に出掛けるほどのめり込んだ。現在は趣味の時間が取りづらくなったため、たまに一人でふらっと立ち飲み屋を訪れて日本酒を嗜むのが楽しみだ。
〇…現在は妻と生まれたばかりの愛娘で、茅ヶ崎に暮らす。おむつ替え・沐浴・ミルクなど育児にも参加しイクメンぶりを発揮している。「もう可愛くって。早く帰りたいくらい」と父親の顔をのぞかせる。モットーは「お互いが楽しく気持ちよく」。人と温かい関係を築く柔和な人柄が周囲を引き付ける。
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