「さくら亭ふれあいサロン」を主催する相模が丘地区社協連絡会の代表を務める 石川 ヒサヱさん 相模が丘在住
笑顔集う拠り所めざして
○…相模が丘地域の5つの地区社会福祉協議会が集まる、相模が丘地区社協連絡会の代表を務める。相模が丘仲よし小道にある「さくら亭」を開放し、散歩や買い物途中の住民に一息つける場を提供する「さくら亭ふれあいサロン」を主催する。来月6日から毎週金曜日の午後に実施することが決まった。「地域住民が交流する場所が欲しかった。期待と不安が両方あるけれど、どなたでも気軽に立ち寄ってほしい」と開催を待ち望む。
○…相模が丘第四地区社協の会長を10年務めてきた。就任当時、孤独死などの話題が世間を賑わせていたことから「私たちの地区からは出てほしくない」と交流の場を検討、地区内の集会所を使った「おしゃべりサロン」を立ち上げた。当初は男性の参加が少なく、アンケートを実施。その結果から囲碁や将棋などを行う「ゲームサロン」を始めると男性の参加率も向上したという。「みんなが誘い合ったりして、隣の大和や相模原からも来てくれるの。『来て良かった』という声を聞くと元気になる」
○…群馬県の出身。就職を機に上京し、結婚後に相模が丘へ。以来約40年にわたり座間で暮らす。夫が仕事をしている間は地域活動に参加し、桜の保存に携わってきた。定年間際、夫にも桜に関わるボランティア活動を勧め、仲よし小道の整備など地域を盛り上げようと二人三脚で歩んできた。仕事を辞めた後、地域に馴染めない男性の話を聞くたびに、「地域のことに熱心になればいいのよ」と笑う。
○…ボランティアや地区社協の会長など、自ら進んでなったわけではないというが「やっぱり地域のことを考えると、やらなければと思っちゃう」と力を込める。相模が丘の中心「さくら亭」で始まるふれあいサロンは構想から約5年での実現。思いはひとしおだ。「毎週開催することは大変だけど、お手伝いしてくれる方も増えて、さらに交流が生まれれば嬉しいですね」
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