SC相模原のDFとして飛躍を誓う 山口 聖矢さん 栗原中央在住 24歳
闘志胸に晴れ舞台へ
○…サウルコス福井から昨季、SC相模原へ完全移籍で加入。ふるさとに戻ってきた心境を問われると、「素直に嬉しい」とにこやかに語る。ポジションはDF。自陣の守備で、相手と競り合う機会が多い。「ぶつかっても倒れない、体の強さが武器。ロングスローも見て欲しい」と目を光らせる。昨年10月に手術した左足首が完治し、コンディションは上々。「今年はコンスタントに試合に出られるよう頑張りたい」
○…生まれも育ちも座間。兄の影響で、4歳から家の中でボールを蹴って遊ぶようになった。栗原小時代は、同校や入谷小を拠点に活動する少年サッカーチーム「ACロッソ」に所属。全ポジションを経験し、6年生の頃はキャプテンも務めた。プロを志したのは強豪・山梨学院高校に入学してから。関東学院大学を経て、北信越リーグ1部のサウルコス福井から声がかかった時は「即決でした」。卒業間際に入籍し、夫婦で福井へと飛び立った。昨季は調子が上がってきた夏場以降、左足首を疲労骨折するという悔しい経験をした。だからこそ、今季にかける思いは強い。「監督の思い描くことをできるよう、考えながらプレーしたい」
○…愛犬家で、トイプードルやフレンチブルドックとともに仲良く暮らしている。「可愛いです」と頬を緩ませる。プロボクサーの井上尚弥さんとは幼馴染で大の仲良し。よく一緒に温泉めぐりやライブへ行くという。芹沢公園での鬼ごっこも、昔から続く定番のお遊び。「ガチなんで、かなり疲れるんですよ」と白い歯をのぞかせる。
○…身長174cmと決して大きくはないが、「世界には小さくても活躍している選手がいる。体の入れ方や落下地点への入り方で、いかに競り勝てるか」と引け目に感じることは無い。夢はJ2、そしてJ1への昇格だ。「年をとっても第一線で活躍する選手になりたい」。闘志を秘め、グラウンドを駆け回る。
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