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八王子版 公開:2019年1月17日 エリアトップへ

日本酒作り企画 はちぷろ NPOに

文化

公開:2019年1月17日

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入会の案内を持つ鶴田さん(左)と高尾の天狗を持つ西仲さん
入会の案内を持つ鶴田さん(左)と高尾の天狗を持つ西仲さん

 「お酒作りを通じて八王子を盛り上げていこう」――。八王子産の米でできる日本酒「高尾の天狗」を軸として2014年にスタートした、まちおこしプロジェクト「はちぷろ」(元横山町)。5年目をむかえた昨年末、同団体は特定非営利活動法人(NPO法人)となった。「ぜひ一緒に活動をしていただきたい」。代表理事の1人、鶴田隆一さんは入会を呼びかける。

会員募集 「一緒に楽しんで」業界斜陽の中好調

 健康志向などを背景に日本酒の消費量は年々減っているという。「前年から7%落ちたそうです。産業自体が危機とも言われています」。業界関係者はそう嘆く。

 「おかげ様でよく売れています。昨年末は欠品のお店もありました」。NPO法人はちぷろのもう1人の代表理事、西仲鎌司(けんじ)さんは笑みを浮かべる。

参加型で「愛着」

 高尾の天狗は高月町で生産された酒造適合米と高月清流米(キヌヒカリ)を使って作られる。醸造は長野県で行われ、例年3月に新酒が登場する。

 はちぷろは15年からこの生産工程を体験できる企画を用意している。田んぼで田植え、草取り、稲刈り、そして酒蔵で仕込み。毎回多くの市民が参加しており、同じ志の仲間との「交流の場」としても重宝されている。「この日本酒作りに加わっていただくと、(高尾の天狗は)『自分の酒』という愛着がわくようです」(鶴田さん)

「再来年、市内に蔵を」

 「市内に酒蔵を造りたい」。昨年3月にあった新酒お披露目会で、集まった170人を前に西仲さんは大きな夢を語った。NPO化はその実現にむけての一歩でもある。「酒蔵だけでなく、蔵を中心としたテーマパークを。2021年の完成をめざしたい」。西仲さんは意気込んでいる。

 「我々の趣旨に賛同し、主体的に活動いただける方を募集しています」と鶴田さん。NPO法人の会員は3種ある。年会費5000円の正会員(個人)、1万円の賛助会員(個人・団体)、無料のボランティア会員。申し込み希望の人、詳細を知りたい人は下記の連絡先へ。「一緒に楽しんで八王子を盛り上げましょう」■NPO法人はちぷろ【電話】042・642・1542/元横山町1-17-10

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