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【Web限定記事】 「話せてうれしいかった」 コロナ禍での生活支援サービスに「ありがとう」の声多数

社会

掲載号:2020年5月21日号

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ハート形の付箋でメッセージを手書きするスタッフたち=提供写真
ハート形の付箋でメッセージを手書きするスタッフたち=提供写真

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、とくに高齢者で外出を控える人が増えている中、市内で高齢者の生活支援サービスを展開する「まごころサポート多摩八王子かねこ店」(別所)が送った手紙に喜びの声が集まっている。

 「コロナの影響で外出を避け、人との付き合いが希薄になっているお年寄りも少なくないはず」と同店を運営する(株)デサフィオの金子恭士社長が思い立ち、市の南部、東部エリアの700世帯に宛てて手紙を書いた。お見舞いの文章に加えて1通ずつ手書きのメッセージを添えて送った。仕事の依頼だけではなく「ただのお礼がしたい」というも電話もあったという。

 依頼は買い物代行や草むしり、網戸の張替えなど。多くの現場では「誰かと話ができたことが一番うれしい」などの声が多く聞かれたという。依頼者にはマスクもプレゼントし、こちらも喜ばれたという。

「子どもに迷惑をかけたくない」の受け皿

 依頼が来る背景には「子どもに迷惑をかけたくないという思いがあるから」と金子社長。「子どもに頼るのが申し訳なくて、中には買い物をして会計を済ませた後に『持ち帰るには重すぎる』と宅急便で自宅に送るという人もいました」。外出自粛のゴールデンウイークで子や孫に会わなかった人も多かったようで「ちょっとした家のことを『どこに頼んだらいいのかわからなかった』という声もよくいただきました」と金子社長。

失われた「社会性」を求め

 実は同店は、昨年11月まで新聞販売店をしており、その頃に地域貢献も含めてまごころサポートの事業をスタート。「新聞は大切な情報源として雨でも雪でも届けた。顧客も『必ず届く』という信頼感があった。庭先で新聞を直接受け渡すことも少なくなかった」と地域社会とのふれあいを振り返る。郵便受けに新聞がたまっている場合は「何かあったのでは?」と気づくことができ、実際に救えた命もあったという。「そこにはある種の『社会性』があった。今では少しずつ新聞配達の形が変わり、直接のふれあいが乏しくなってきた。だからこそ、私自身も社会的なつながりを求めているのかもしれません」。それが手書きメッセージ付きの手紙を送るというアイデアにつながった。

デサフィオの金子社長
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