八王子市仏教会は4月10日、恒例の花まつりを開催した。
花まつりは「お釈迦さまの誕生が4月8日」であることから、それを祝うために全国各地で開催されているもの。同会では例年法要の他、寄付を目的とした「100円カレー」を企画していたが今回は「練り歩き」をした。
およそ10人の僧侶が八王子駅北口の西放射線ユーロードから、法要を行う興林寺(子安町)までを歩いた。雅楽を演奏する僧侶や感染症対策についての募金箱を持つ僧侶もおり、通りがかった市民の中には、手を合わせるなどし見守る人もいた。
練り歩きは30年ほど前、花まつりおいて市内で行っていた。覚えている僧侶は今回の実施をとても懐かしんでいたそう。同会の松本智量理事長は「晴天の下、街を行く市民の方々の笑顔とともに花まつりをお祝いできましたことを、とても嬉しく思いました。花は慈悲心の象徴です。この行事が定着して、あたたかな社会づくりの一助になることを願っています」と振り返った。