創立150周年を今年迎えた第一小学校(小池愼一郎校長・児童数479人)は10月7日、体育館で記念式典を開いた。=関連「人物風土記」
当日は、学校関係者や学校運営協議会などの地域の協力者、5年生と6年生児童が出席。小池校長は「八王子市の発展とともに歩んできた学校。大切に思う地域の方の気持ちがあったからこそ、途絶えることなく学校教育が続いてきた。児童たちにはこの節目の素晴らしさを感じてほしい」とあいさつした。
児童は「はじまりの歌」(弓削田健介作曲)の合唱と「喜びの歌」(ベートーベン作曲)の合唱と合奏を披露した。喜びの歌では、6年生はドイツ語の歌詞で合唱、5年生は合奏に挑戦。150年の節目を盛大に祝った。
また、前日に行われた児童集会では「周年行事お祝いの会」を実施。150周年を祝う歌として練習してきた「喜びの歌」を全校児童で合唱、合奏した。小池校長は「これから歩む皆さんの人生の中でこの曲がかかったら、歌えるよう、演奏できるよう一生大事にしてほしい」と、メッセージを贈った。
同校は明治6(1873)年に横山学舎として八幡八雲神社境内に創設。昭和22(1947)年に八王子市立第一小学校と改称した。児童数は一時1200人を超え、卒業生は1万人に上るという。