昔ながらのあっさりしょうゆ味
「八王子市民なら知っている人も多いはず。千人町にあったあの味を、復活させたい――」
そう話すのは、めだかの育成・販売を通して働くことに不安を持つ人への就労支援を行う（株）あやめ会（子安町）の青木崇浩代表。11月26日（日）に中町の複合施設「桑都テラス」に「八王子１００圓ラーメン」を開店する。
同社は就労支援事業をメインとするほか、日野市でカフェも展開しているが、ラーメン店の運営は初の試みとなる。
オープンのきっかけは、同施設の受託運営会社ＨＣＬ合同会社から出店の話が舞い込んで来たこと。「どうせやるなら、万人に親しまれやすい食べ物で、かつ八王子のソウルフードになりうるものを」と思った青木さん。10年以上前、千人町にあった「満福亭」で振る舞われていた「１００円ラーメン」こそが、市民の心をつかむ郷愁の味だと考えた。
試作を繰り返し、同店の味をイメージしつつ、独自のあっさりとしたしょうゆ味を追求。完成した味には絶対的な自信をのぞかせる。１００円という価格については「地元への恩返し。儲けるつもりはない」と笑顔を見せた。
平日１日１００杯、土日祝各２００杯限定。麺が無くなり次第終了。営業時間は午前11時から午後７時。月曜定休（祝日の場合は翌日休）。
