シベリア抑留をテーマとした音楽劇『君よ生きて』の八王子公演が8月28日(金)、いちょうホール(本町)で行われる。午後6時30分開演。主催は「君よ生きて」八王子公演実行委員会。
演出・脚色は、かつて劇団四季に在籍していた望月龍平さん(龍平カンパニー代表)。この作品では重いテーマにユーモアやファンタジーの要素を折りこんでいる。
専業主婦が旗振り
公演の実行委員長は台町在住の専業主婦、吉見絵里さん。吉見さんは元々演劇観賞が好きで今年3月、都内で上演されたこの作品を夫婦で観て感銘。「八王子の人にも観てもらいたい」と市内での上演を企画した。「劇を通じて、亡くなられた方から『命のバトン』を繋いでいくことの大切さを学びました」と吉見さん。実際にシベリア抑留を体験した人に会い知識を深め、それを伝えることなどで支援の輪を広げ、市内上演の実現へこぎつけた。「私1人の力ではできませんでした」
チケットは全席指定5000円で発売中。問い合わせは実行委員会【携帯電話】090・1761・1492へ。