年女のテント（左）とボスのネッシン
申（さる）年にあたる今年の高尾山さる園（高尾町）の年女・年男はメスのテントとミゾレ、オスのコンペイの３匹。３匹とも今年でちょうど干支が一周する12歳。人間でいうと30代半ばに相当する。同園には63匹の猿がおり、園長の城定俊之さんによると「みんな比較的性格はおだやかで顔つきがやさしい」とのこと。ちなみに最年長の猿は今年で30歳。人間にたとえると90歳になるという。
テントは、おととしの暮れ頃からメス猿の中でトップの地位にいる。「ボスのネッシンに気に入られており、婦人会の会長といった立場です」と城定さん。テントは子どもをかわいがるのが好きで、愛情が強い猿だという。
申年は例年よりも正月の来場者が増えるそう。「２月くらいまで猿の結婚シーズンで顔とおしりが赤くなっているのが見どころです。猿は寒さに強いので、この時期は結構活動的ですよ」
１月は無休
同園は元日も朝９時30分から営業（１月中は休みなし）。中学生以上４２０円、３歳以上２１０円。ケーブルカー高尾山駅から徒歩３分。問い合わせは【電話】０４２・６６１・２３８１へ。
