やる気を引き出す独特の「公開朝礼」で知られる居酒屋てっぺんの代表、大嶋啓介さんを招いての講演会が２月17日、東町で行われた。主催した株式会社日商平野（西寺方町）の平野雅之社長は、「大嶋さんは会場をワクワクの空間にしてくれました」と喜んだ。
１７０人を超える参加があり、会場は満席だった。大嶋さんは「組織の力を最大限にいかすには明るい雰囲気を作ること」「朝の雰囲気で学校や職場は変わる」など朝礼の必要性について熱心に語った。「成功するからワクワクするのでなく、ワクワクするから成功する」とも。
そしてイベントの最後は会場全員参加による「本気のじゃんけん」＝上写真。勝ち負けに関係なく「大いに盛り上がる」のがポイントで、参加者は感情を露（あら）わに大きな歓声をあげていた。
盛り上がり 脳刺激
「前屈をする。そして『本気のじゃんけん』をしたあともう一度してみる。２回目の方が体はよく伸びるんですよ」と、平野さんはその効果を話す。本気になったことが脳に伝わり、普段使わない筋肉を伸ばしてくれるからだという。
平野さんは昨年８月、都内で行われた大嶋さんの講演に初めて参加した。「最初から最後まで２時間、ずっとワクワクが続きました。脳科学を取り入れていてとてもわかりやすった」。セミナー事業を展開する平野さんはさっそく10月に大嶋さんによる講演を市内で企画。ＦＢ（フェイスブック）などで呼び掛け１６０人を集客した。
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