空間づくりに力を入れている
90年を超える歴史をもつ観賞魚店「吉田観賞魚販売」（松木）を支えるスタッフのひとりが、副店長の長嶋智幸さん（42）だ＝写真。主に観賞魚の管理、販売を担当。鯉や熱帯魚など、それぞれの魚のもつ魅力の伝え方に試行錯誤を繰り返す毎日を送っている。「お客さんがいつ来てもわくわくできる場所にしたいんですよ」。念頭にあるのが魚と共に過ごす生活の提案。水槽と一緒に生活雑貨や観賞用の草花などを並べ、魚と暮らす空間の魅力を来店者に伝えている。
背景にあるのが、自身の幼い頃の思い出。父親と共に行った釣りや川遊びで出会った魚たちの多様な個性に魅了された経験が「魅せるプランナー」としての原点となっている。「魚のもつ”面白さ”を広く伝えていきたいですね」。その使命感がきょうも、魚たちを光輝かせる。
