「もっとタクシーを身近に感じてもらいたい」――。先月、そんな思いで開かれたイベントが東浅川町で開催された。
企画したのは、八王子市内のタクシー会社が加盟する「八王子市タクシー会」。忍者に扮したドライバーが乗車するものから、車椅子利用者が「乗りやすい」車などの個性派タクシーが並び、親子連れなどを楽しませていた。
会の下田直啓会長は「多くの方に来場して頂けてうれしい。会場を貸して頂いた高鉄交通さんのおかげもある」と笑顔をみせ、公共交通機関でありながら「敷居の高い乗り物」と考えられているイメージを変えたい、と今回初めて実施したのだという。
また、会員企業が人材難に悩んでいることから、求職者へのPRの意味もあった、とも。
「普段はライバル同士だが、今後も一致団結してこのような企画を実施していきたい」と下田会長は今回のイベント成功を喜びつつ、意気込みを語っていた。