11月に公演 合唱団員を募集
イタリアのオペラを歌う一般市民参加型企画のコンサートがこの秋、市内で開催される。初沢町在住の指揮者&作曲家、苫米地(とまべち)英一さんが今月から合唱団の公募を始めた。
海外経験いかす
苫米地さんは愛知県の出身。東京学芸大学卒業、洗足学園音楽大学附属指揮研究所修了。イタリアを始めとするヨーロッパ各地の歌劇場にて研鑽を積んだ。
昨年、いちょうホール(本町)での和楽器公演の企画を依頼され、1年近くその準備をする中で、「住んでいる街で自分も何かできないか」と思うようになった。一昨年くらい前からイタリアでオペラに携わる仕事をしていたことから「得意な分野で貢献できれば」と考え、今回の「八王子イタリア・オペラ合唱団」創設に至った。
第九合唱のよう
昨今各地域でブームにもなっている「第九の合唱」に近いものがある。市民から参加を募り、公演に向け練習し、終了後は一旦解散となる。「公演で一区切り。毎回公募していきたい」
合唱団の今回の募集は最大60人。コーラスでコンサートに出演することが目的。5月から月3回の練習を始める(月5000円)。また10月には客席の聴衆が審査を行う市民参加の「オペラ歌手オーディション」を予定している。
公演は11月23日(土)、同ホールで行われる(午後2時)。曲目は、G・ヴェルディ作曲アイーダより『凱旋行進曲』など。チケットは全席自由1000円で7月1日(月)から販売される。
最初は伊(イタリア)語から
苫米地さんはこれまで20団体以上で、指揮と合唱指導を経験してきた。「イタリア語は歌う言語とも言われているので、今回はきっと歌いやすいと思います。最初はイタリア語の練習から。合唱が初めての方も大丈夫です」。詳細は事務局【携帯電話】090・6113・2197へ。