先日、八王子市議会議長に就いた浜中賢司さん=人物風土記で紹介=も所属選手として登録している、年齢を重ねた”サッカー小僧”たちの戦いの場が八王子サッカー協会壮年部が主催している「ガーデンリーグ」だ。
市内32の草サッカークラブが参加し、40から70代までの各年代別のリーグ戦を毎年4月から約半年の間、展開している。
「戦いを繰り広げていくなかでチームを超えた仲間ができていくことがこのリーグの魅力ですね」とは参加クラブの一つ、桑の根サッカークラブの代表を務める永井和美さん。同じクラブには浜中さんも監督兼プレーヤーとして在籍しており、永井さんとは30代の頃から共にボールを追い続けてきた仲なのだという。「若い頃からあいつは凄かった。ドリブルで中央突破できて得点能力も高い。このリーグでも多くの得点をあげてくれている」
今シーズン、60代の部に出場している永井さんらクラブは初戦を「引き分け」スタート。浜中さんは議長となって以来、試合に未出場だが、「ストレス解消に来いよと言ってある。待ち遠しいね」と永井さんは笑顔でエースの復帰を待っている。