一方、サーフィン歴が40年を超えるのが、北野町・八王子総合卸売センターの佐藤正男代表だ。
毎週、その時々の波の状態をみながら市場の仲間らと共に千葉や茨城県など、サーフィン上級者が集まる地へと足を運んでいるのだという。「陸上では味わえない波の上だけの特別感を味わいたいんです。波に乗っている時だけ他のことを忘れられるのも良いですね」と佐藤代表。
高波のなかにできた「空洞」を様々な技を駆使して抜ける瞬間がたまらない、と話す。
その思いは強い。仕事が忙しく海へ向かえない時はサーフィンのための筋肉が落ちないように筋トレに励むのだという。「パドリングするための筋肉をね。その箇所は意識しないとすぐ落ちちゃうから」
サーフィンおやじは元気だ―。