2月22日(土)は語呂合わせ(ニャンニャンニャン)で猫の日だという。そこで「八王子の猫」を巡った。
ところで猫って一体どこにいるのだろうか――。市街地でも猫とふれあえる場所があると聞き、訪れたのがJR八王子駅南口すぐの猫カフェ「コックンの別荘八王子オーパ店」(旭町・商業施設オーパ内)。常時、20匹近くの”ネコちゃん”が遊び、昨年のオープン以来、癒しスポットとして老若男女が訪れている。
「人懐っこい猫ばかりなので、”猫初心者”の方でも楽しめると思います。ご希望があれば、我々スタッフが猫の抱き方などをお教えしますよ」と平形譲店長=下写真。眺めて癒されるも良し、一緒に玩具で遊ぶのも良し、のお店だ。「自販機で飲み物を購入頂く形となります。当店は赤ちゃんも入店可能。ご家族でどうぞ」と平形店長は話している((問)同店【電話】042・686・1550)。
幸せの「猫タッチ」?
また、中山には巨大猫がいる。450年近い歴史をもつ永昌院の入り口にいる”ネコちゃん”だ。寺への訪問者のほか、目の前の道を通る地元住民や子どもたちを愛嬌のある表情で見守っている。子どもたちの間では、この猫に触ると幸運が訪れる?とばかりに「猫タッチ」と叫びながら、前を通る度にこの石像に触れる子も。
「お寺の目印のためにつくったもの。効果てきめんです」と同寺。最近は噂を聞きつけ、遠方からもこの猫目当てに訪れる人がいるのだという。「ご自由に見学下さい。境内には当寺で飼っている7匹の猫もおります」
殺処分ゼロ目指す
一方、八王子には地域猫の殺処分ゼロを目指し活動する市民も少なくない。その1人、元八王子町周辺で活動する歯科医の野下由希子さんは「行き場のない猫が増えないように不要な繁殖を防ぐ取り組みを行っています。ありがたいことに年々、協力者が増えてきました。八王子を猫に優しい街にしていきたいですね」