イラストを持つ会の安田邦雄理事長＝提供写真
高尾駅南口から徒歩１分にある、協同組合高尾パークハイツ名店会（高尾名店街）に「マスクの下はみんな笑顔です」と伝えるポスターが掲示されている。マスコットキャラクター「かんこうさん」らのメッセージだ。
かんこうさんの誕生にかかわった、アズマフォト店主の中本康之さんはコロナ禍で「みんなマスクで顔が一部しか見えないが、地元を盛りあげたい」という思いでポスターを制作したという。
日本一の菅原像
かんこうさんは、「学問の神様」菅原道真公をモデルにしている。駅南口のみころも公園（狭間町）にある菅原像の大きさが日本一であることを広くアピールするために誕生した。２０１６年にデザインを公募し、約40の案から選ばれた。頭の髪飾りは鉛筆をモチーフにしている。地元では昔から菅原道真公を「菅公（かんこう）」と呼んでおり、それにちなんで「かんこうさん」と付けられた。
地域の活性化も目的とされており、これまでいちょう祭りなど近隣のイベントに参加して地元を盛り上げてきた。16年には東京都中小企業団体の組合アイディア大賞で最終審査に残った６組のうち多摩地区唯一の入賞も果たした。
高尾名店街ではラインスタンプや、Ｔシャツなどのキャラクター商品も展開している。
名店街入り口に立つかんこうさん＝提供写真
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