上柚木で農業を営む飯沼義夫さんの畑で、9月中頃、1つの茎から3つのナスができた。「10数年やっていて初めて」と飯沼さんは驚く。
これまで2つまでは見たことがあるそうだが、3つなっているのは「周囲でも、そんなナスを聞いたことのある人はいなかった」そう。苗はいつものようにホームセンターで買ってきたもので、品種は「千両二号」。「珍しいと思います。『親子ナス』と名付けました」と飯沼さん。
飯沼さんは、自宅の庭先で近所の人を相手に野菜を売っているが、くっついたナスは販売には適さないということで、自宅で料理に使って消費しているという。「くっついていても味は変わらない」。今回、3つなったナスは「もったいない」と食べずに、しばらくは日陰に吊るしておいたという。