清智会・横山医師
清智会(せいちかい)記念病院(子安町)の理事長、横山智仁医師が11月4日、プロバスケチーム東京八王子ビートレインズの選手、スタッフに対し新型コロナウイルス感染症についての勉強会を開催した。同病院は選手のメディカルチェックを担当している。勉強会は横山医師の申し出で実現した。
「マスクをバスケコートの大きさと例えると、ウイルスはボール程度のサイズ。それほど小さい」「自分が感染していたとしたら唾を飛ばないようにする。そうすれば周りは感染しない。マスクは周りの人のためのもの」。練習が始まる前の選手らに対し、エスフォルタアリーナ八王子(狭間町)のミーティングルームを使い、およそ1時間30分にわたり説明した。
手洗い徹底を
その中で何度も指摘したのが予防の重要性。「手洗いは30秒。爪、指の間をよく洗う」「ウイルスに触っても感染はしない。ただ口や鼻に付くことで感染する。ドアノブ、手すりなどを触ったら手洗いやアルコール消毒を」などと呼びかけた。一方、多くの人がそのような注意を払っているにもかかわらず、世間で感染が広がっていることについては「いろいろな場面で油断があり、そこで起きている。例えばある施設で発症した例などは休憩中、職員がマスクを外したタイミングだった」と説明した。
試合は大丈夫?
試合の開催については「観客はマスクをしていれば密集していても大きな問題にはならないと思う」とした。最後に「組織として決まりを。守れそうなルールを。私生活の我慢も必要」と訴えた。