奉仕団体東京八王子西ロータリークラブ(金子裕二会長)は5月21日、昨年中町に開所した「まちなか休憩所八王子宿」にオリジナル壁掛時計を寄贈した。寄贈は同クラブが今年度、創立55周年を迎えたことを記念して。時計は八王子花街をイメージするもので、同施設周辺に今もなお残る「黒塀」と施設内に展示されている「赤い和傘」をモチーフに作られた。
当日は石森孝志八王子市長らが訪れ、除幕式が行われた。
「質素でも残るものを」
金子会長は「コロナ禍で集まれない中、何とか開催ができて良かった」と喜んだ。55周年事業を担当した黒須弘道会員は「質素でもいいから、記念に残るものを、と時計の寄贈を考えた。この地域の発展の一助になれば」と話した。受け取った石森市長は「伝統文化が漂う、中町のシンボルとしてしっかり時を刻んでいってくれると思う」とあいさつした。
同クラブでは過去の周年事業でも市の施設に時計やピアノを寄贈している。