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相続屋荒井兄吾さんに聞く 「相続手続き、手に負えなくなったら」
書籍やネットの情報で、相続手続きをご自身でやる方は少なくありません。一方で、手に負えなくなったと途中から相談される方も多いです。
--手続きが停滞する理由は何ですか
公正にやろうとする意識が強すぎて空回りしている例を見かけます。掛かるか分からない未確定な費用を考えすぎたり。停滞すると、ほかの相続人に心配や疑念を持たれてしまいます。更に「いきなり判子を押せと言われたのが気に入らない」など、伝え方で遺恨が残り上手く進まないケースは非常に多いです。
--専門家に頼めば手続きが早いと
それはプロとして大前提。マメな状況の報告、手続き前後に戸籍証明や残高証明、取引履歴など「誰に、どれくらい相続したの」かを示す書類のコピーを相続人全員に提出します。私たちの目的は相続をうまく取りまとめること。小学生でもわかる言葉で説明し、嫌な思いを残さない手続きが大切。中立な立場だからこそできることです。
--遺言書があれば、自分で手続きできるのでは
被相続人の意思を伝えることはとても大切です。ただ手続きに関しては、窓口で「通用する」遺言書かどうかがポイントに。「通用しない」遺言書だと本来必要のない相続人の印鑑や遺産分割協議を開くことも。専門家へ相談されることをお勧めいたします。
■八王子行政書士法務事務所／ＪＲ八王子駅北口ブリッジを下り徒歩３分【電話】０４２・６８６・３８１６／（日）・（祝）休み／無料相談受付中（ご予約を）
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