塩野監督や出演者らによる舞台挨拶も行われた
八王子市八幡町を舞台にした短編映画『此処だけの話』のプレミア上映会が３月16日に旭町の八王子学園都市センターイベントホールで開かれ、２回行われた上映回のいずれも、約２８０席が開場と同時に満席になるほどの盛況ぶりを見せた。
八幡上町商店街くらま会（中野智行会長）が企画・制作し、同町出身の映画監督・塩野峻平さん（25）が監督や脚本を手がけたこの作品。八幡町近隣で撮影し、実在する商店や公園なども登場。八幡町で暮らす主人公の何気ない日常から、心地よい街の雰囲気やそこに住む人々の温かさを描いている。
撮影の裏話も
上映後には、観客席から盛大な拍手が沸き起こった。舞台挨拶も行われ、主人公「なつこ」を演じた俳優のつかささんら出演者が役作りや撮影時の裏話などを披露したほか、塩野監督もステージに立って「八幡町や八王子だけでなく、たくさんの人にこの作品が届いたらうれしい」と来場者に感謝を述べた。
市外から来場した同町出身の50代女性は鑑賞後、「知っている風景がたくさん出てきて面白かった。何でもない日常の大切さを感じることができた」と絶賛。出演者の一人でもある中野会長は「たくさんの方にご来場をいただき、ありがたい。商店街が作った街の映画で大げさな物語はないが、観終わった後に呼吸が少し楽になる映画。ぜひご覧ください」と話している。
期間限定で公開中
上映作品はユーチューブの「八幡上町商店街くらま会」チャンネルで、３月31日（日）までの期間限定で公開されている（【URL】https://www.youtube.com/watch?v=ASfgWeEeqWM）。
