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八王子版 公開:2015年10月22日 エリアトップへ

「まだまだ成長する街だよ」 『元気な街』南大沢協力の会 淡路さん

社会

公開:2015年10月22日

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 京王線南大沢駅周辺で、打ち水やクリスマスイベントなどを開き、街の盛り上げ役を務める任意団体「『元気な街』南大沢協力の会」。地域住民や南大沢地区の事業者で構成され、設立から今年で13年となる。その会長を務めるのが淡路二正(つぎまさ)さん(77)=写真だ。「私が30歳ぐらいまで南大沢は田んぼと畑だらけだった。買い物で八王子駅近くまで行くのに、自転車でも往復で半日以上かかっていたよ」と当時を振り返る。

田んぼがマンションに

 変化が訪れたのは1960年代頃。ニュータウンの開発が始まり、あぜ道が舗装され、田んぼがマンションに変わっていった。80年代後半には、駅が完成し、駅前に商業施設が立ち並ぶ現在の南大沢地区の姿に。「良い開発だったと思うよ。駅や商業施設、公園などがコンパクトにまとまり生活しやすい環境になったからね」と”新しい街”を歓迎した。ただ、90年代も中盤を過ぎると、放置自転車やタバコの吸殻が駅前に目立つように。「住民が増え続けた反動だったのでは」と淡路さんは見ていた。

住民と企業、行政で改革

 そんな街を改善しようと、淡路さんや兄の圭助さんは、現在の「三井アウトレットパーク多摩南大沢」の前身である「ラフェット多摩南大沢」の所長らと共に、2003年同協力の会を設立。八王子市にも協力を仰ぎ、住民と企業、行政が一体となって駅前のゴミ拾いや、ポイ捨て禁止を呼びかける啓蒙活動を開始した。今も駅前で行うクリスマスツリー点灯式などのイベントもこの頃から。「兄が初代会長となって活動を始めた。今では駅前にタバコの吸殻を見ることは少なくなったよ。大好きな街を良くする取り組みは何年たっても楽しいね」。当初10社程度だった同会の加盟事業者は今では50社近くに。異業種のメンバーが揃うからこそ出る「斬新なアイデア」が会の活動に役立っているという。

 「みんなの力を合わせれば、南大沢はまだまだ伸びる。成長した姿を見るのが今から楽しみだよ」

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