八王子を拠点とする実業団や学生の駅伝チームが正月、力走をみせた。1月1日に群馬県で行われた「ニューイヤー駅伝」(第60回全日本実業団対抗駅伝競走大会)では、コニカミノルタ陸上競技部(石川町)がトップと21秒差の2位となった。同部は、2区を走ったポール・クイラ選手が沿道から飛び出た犬の影響で転倒してしまうトラブルに見舞われたものの、5区の山本浩之選手、7区を担当した野口拓也選手が区間賞に輝くなど、その他メンバーが安定した走りで順位を押し上げた。
磯松大輔監督は「2区でアンラッキーなことがあったが、『たられば』を言ってもきりがない。優勝を逃したのはチームとして何かが足りなかったためだと思う。来年に向けてまた頑張りたい」と大会を振り返った。
帝京大学が「箱根駅伝」シード権獲得
粘りの走りをみせたのが、1月2日、3日に行われた箱根駅伝(第92回東京箱根間往復大学駅伝競走)に出場した帝京大学(大塚)。復路で一時、シード権(10位以内)外に落ちたものの、復路メンバーが区間10位前後の「粘りの走り」でつなぎ、日本大学とのシード権争いを制し10位に滑り込んだ。
一方、中央大学(東中野)と拓殖大学(館町)は、それぞれ1区で好スタートを切ったものの、2区以降失速。中央大学は15位、拓殖大学は16位に沈んだ。
帝京大学の中野孝行監督は「経験の浅いメンバーが出場したこともあり、全体的に我慢のレース展開になったが、なんとかシード権を確保できた。皆様のご声援に心より感謝している」と話している。
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