2011年で創立50周年を迎える 寒川町商工会 商工業の礎築き半世紀、 更なる発展へ
地域の総合経済支援団体として、商工業者のサポートに尽力してきた「寒川町商工会」(村松正喜会長)が、今年で創立50周年を迎える。本紙では、創立以来石油危機やバブル崩壊など様々なシーンで商工業者をサポートしてきた、同商工会の歩みや魅力を取材した。
商工会とは、「商工会法」に基づいた団体。地域事業者が会員となって、ビジネスやまちづくりのために活動を行う団体だ。寒川町商工会が設立されたのは昭和36年10月1日で、当時の会員数は167名だった。昭和51年には、創立15周年を記念した商工まつりを実施。これが今に続く産業まつりの前身となる。事務所も、寒川小学校給食室跡地や旧町議場などを変遷し、昭和55年に現在の商工会館へと移転した。平成に入ると、14年にプレミアム付き共通商品券(さむかわハッピー買物券)を販売するなど、住民に密着した商業の活性化に取り組んでいる。
異業種交流
“仲間”が財産
同商工会の運営を支え、事業活動の大きな推進力となっているのが会員だ(平成22年11月時点で938事業所が加盟)。こうした会員に対して、同商工会では多彩なサポート体制を整えている。金融面では、新規融資制度や低金利事業資金などの新しい情報を提供。また、個人事業主にとってわかりにくい決算や確定申告の相談にも応じてくれる。ほかにも、従業員の健康診断が安価で受けられたり、同商品券の販売が出来たりと、様々なメリットを享受できる。
中でも一番のメリットは、同じ地域で頑張っている多くの“仲間たち”と出会えることだろう。「様々な業種の人と、業種や規模などの垣根を越えて交流出来るのが魅力です」と商工会職員は話す。
同商工会には、町内で営業している法人・団体・個人・事業所など、商工業者ならば入ることが出来る。また、商工業者以外でも、趣旨に賛同する人は特別会員としての入会も可能だ。
会員との交流
さらに深化
50周年を迎える2011年。同商工会では、10月に記念式典とイベントを実施する予定。功労者が表彰されるほか、イベントでは町民が参加出来る企画も。「感謝の気持ちを込めて、町民の方にも楽しんでもらえるようになれば」と職員。さらに、会員に対しても、より積極的なサポートを展開する考えだという。「会員とのコミュニケーションを深めてこれまで以上に、信頼され、必要とされる商工会を目指していきます」と同商工会は抱負を話している。
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