寒川文書館で「ポスターに見る井上有一」が６月15日から始まった。
今回の展示会は、美術愛好家・五島研悟氏から寄贈されたコレクションを中心に、国内外で開かれたポスターをはじめ、井上作品をモチーフに作成された広告ポスターなどを展示。田端児童館開館時に揮毫した看板も初めて公開されている。
井上有一氏（１９１６〜１９８５）は、戦後を代表する書家の一人。自分の言葉を自分で工夫して作った墨で、自由な形や寸法にした紙に独特の書体で書く作風は、現代美術の先進的な表現として国際的に高い評価を受けている。
書の制作は教員を続けながら行い、寒川中学校教頭、旭小学校校長を歴任し、晩年は倉見のアトリエで制作に励んだ。
会期は７月９日（日）まで。問合せは【電話】０４６７・７５・３６９１へ。
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