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五輪のレガシー残せ 市内高田さん 「自転車」企画

社会

掲載号:2018年8月30日号

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 八王子を始めとした多摩ニュータウンエリアの幹線道路が2020年東京五輪の自転車ロードレース競技で使用されることを受け、そのレガシー(遺産)として同じコースを主体とする自転車レースの開催を東中野在住の高田一夫さん(80)が企画している。「目指すはニュータウンエリアの活性化」と高田さんはしている。

 先日決定した五輪自転車ロードレースのコースは、府中市など3市にまたがる武蔵野の森公園をスタートし、多摩市や八王子、山梨県を経て、静岡の富士スピードウェイでゴールとなる総距離約244キロ(女子は約147キロ)。市内では、松が谷トンネルから小山内裏トンネルまでの多摩ニュータウン通り約5・1キロを通過する。「この決定を、首を長くして待っていました」と話すのが、多摩地域にスポーツパークの建設を考える市民団体「多摩ニュータウンスポーツパーク整備計画を推進する会」の会長を務める高田さんだ。15年前には、ニュータウンの再生を考えるNPOの代表として、稲城市や多摩を走る南多摩尾根幹線道路などを使用した自転車ロードレース開催案を警察などと協議するなど、以前より、尾根幹やニュータウン通りなどを使用した自転車ロードレース大会開催の構想をもっていたのだという。「自転車は老若男女、誰もが親しめるスポーツ。ニュータウンエリアでレースを開催すれば、市民競技者や自転車ファンが集まり、街が活性化すると考えているんです」

機運に乗りたい

 今回のコース決定を受け、この機運を逃すまいと高田さんは再び、ニュータウンエリアでの自転車レース開催に向け動き出した。念頭にあるのが、「ニュータウンでの五輪」を一過性のものとせず、そのレガシーとして、自転車レースを街の活性化のための起爆剤として定着させたいという思いだ。

 高田さんの構想はこうだ。東京五輪の熱気が冷めやらない同年の10月10日に、五輪時に使用した経路を中心としたコースでレースを開催。市民競技者らの参加を見込み、メイン会場で一般向けのイベントを開催するなどしてニュータウンエリアに賑わいを創出したい、と考えている。「八王子を始め、稲城や多摩、町田と4市が協力することで、各市のつながりを深めることにもなると思うんです」

来月、実行委員会を

 ただ、残された時間は少ない。各地区の若手、市会議員や地元サイクリストなどを中心とした、開催に向けた実行委員会を来月中には立ち上げたい、と高田さん。「私は下働きをするだけ。若い人たちを中心に、未来の街づくりに関わることについて進めていってもらいたいと考えています」

 ニュータウンについての研究を重ねている「多摩ニュータウン学会」の西浦定継会長は「今回の決定はニュータウンのイメージアップにつながる。高田さんの試みのように、行政や民間、市民がそれをどう生かすか、知恵の絞りどころ」としている。

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