八王子版 掲載号:2018年10月11日号 エリアトップへ

「感じて想像」山城の魅力 NPO 活動10年

文化

掲載号:2018年10月11日号

  • LINE
  • hatena
高月城の「縄張り図」を持つ尾熊理事長
高月城の「縄張り図」を持つ尾熊理事長

 加住地域に残る戦国時代の「滝山三城」(滝山城、高月城、根小屋城)の保存と活用を目的に活動する「NPO法人 滝山城跡群・自然と歴史を守る会」が今年、NPO認証10周年をむかえた。「山城ブーム」とも言われる中、(八王子市としての)日本遺産への認定申請や2021年の滝山城築城500年の盛り上がりにむけ、現在活動に力を入れている。

大切なのは「下草刈り」

 「その権威や権力を見せつけるための近世の城郭と違い、この3つは戦国時代の山城です。城好きの間ではここ10年ほど、石垣や天守閣のある城だけでなく、リアルに残る山城に興味を持つ人が増えているようです」。尾熊(おぐま)治郎理事長(74)はそう話す。

 尾熊さんは丹木町の自宅前の道路が「滝山城下の軍事用の道だった」と知った15年ほど前から、滝山城跡について調べるようになった。

 「会では三城についての講演会やガイドを開催したり、城に関する本を書いたりしています。しかし活動で何より重要なのは『下草刈り』です」。山城は放っておくと草が茂り人が入れない状態にもなる。「遺構景観回復作業ですよ」と尾熊さんは笑う。65人ほどの会員のうち、3分の1がこの保全活動に熱心で、定期的に集まり汗を流している。

市もPR 日本遺産へ

 市では2年ほど前から「滝山三城」としてPRを始めた。会では今後も流れを加速し日本遺産への認定申請につなげたい考えだ。また2021年には滝山城が築城して500年を迎える。これを大きなチャンスと期待する。気運をつかみ、最終的には「観光資源として更に活用できるようになれば」と将来像を描く。

 「見て楽しむのもいいですが、山城は『感じながらイメージする』面白さがあります。その場所で風にふかれて戦国時代を生きた人々の気持ちになってみてください」。来月は高月城築城560年を記念した「滝山二城めぐり」を企画している。

八王子版のトップニュース最新6

ゲンペイ多数 同時に舞う

ゲンペイ多数 同時に舞う 社会

ホタル 川町で「貴重な光景」

7月9日号

小池氏が再選

都知事選

小池氏が再選 政治

市民「コロナ対策に力を」

7月9日号

高尾山の物語 日本遺産に

高尾山の物語 日本遺産に 文化

都内初 「明るいニュース」

7月2日号

2m離れて Tシャツで啓蒙

2m離れて Tシャツで啓蒙 社会

印刷会社が製造、販売

7月2日号

核廃絶訴え活動 

鑓水上田さん

核廃絶訴え活動  社会

3歳で被爆 「使命感ある」

6月25日号

市内AED配備に一役

八王子実践高恩田さん

市内AED配備に一役 社会

消防団のつめ所、提案

6月25日号

あっとほーむデスク

  • 6月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 12月3日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2020年7月9日号

お問い合わせ

外部リンク