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八王子ラグビースクール 子どもに「プレーする場」を W杯開催に期待も

教育

掲載号:2019年8月22日号

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競技を通じ、仲間と力を合わせることの大切さなどを伝えてきた
競技を通じ、仲間と力を合わせることの大切さなどを伝えてきた

 ワールドカップ開催まで残り1カ月を切り、ラグビー熱が高まっているが、40年以上にわたり、八王子で子どもたちが競技に取り組める数少ない環境をつくってきたのが、市内唯一のクラブ、「八王子ラグビースクール」だ。日本代表に名を連ねたことのある小倉順平選手(NTTコミュニケーションズ)や名門校で指導にあたる人材などを輩出してきた。

 「ナイスプレー」-。指導者からの掛け声に笑顔を見せる子どもたち。八王子ラグビースクールの40年来変わらない練習風景だ。子どもたちと共に楕円形のボールを追いながら、友だちと力を合わせることや決まりを守ることの大切さを伝えてきたのだという。

 設立は1978年。八王子出身の元ラグビー日本代表選手ら4人が立ち上げ、現在は女子を含む、幼稚園児から中学生の選手ら100人強が在籍。卒業生には6月に日本代表として名を連ねた小倉選手や名門校の監督、ラグビーのライターとして活動している卒業生がいる。

 「うちは勝つことよりも、競技を楽しんでもらうことを第一としてきたので、ラグビーを好きなまま卒業していく子が多いのかと思います」と現在、スクールの校長を務める平井哲生さん。スクールの第一期生である自身も練習を重ねるうちに自分よりも大きい相手を「蹴散らす」ことができるラグビーの魅力に取りつかれていったのだという。

 「ボランティアで運営しているスクール。多くの方々の力添えで成り立っています」

広報役も

 その功績は小さくない。決してラグビーが盛んとは言えない八王子において、競技の魅力を伝える広報役の役割を果たしてきた面もある。「ラグビーを広めたいという創業メンバーたちの思いを引き継いできました」と平井さん。

 ただ一方でメンバー不足にも悩み続けてきたとも。「最盛期でも200人を超えるぐらい。人口が56万人を数える都市にある唯一のラグビースクールにしては少ないと思うんですよ」

 メンバーが増えることは、子どもたちがより多くの友だちと接し学びを得ることにつながると平井さんは考えているのだという。

「ファン増えると思う」

 そんななかで期待を寄せるのが来月下旬に国内で初開催されるワールドカップだ。

 「子どもにやらせてみようと考える親御さんが増えると思うんですよ」と平井さんは笑顔を見せ、加盟する東京都のラグビー協会から依頼があれば、大会に協力していくつもりなのだという。

 「いずれはラグビーを生涯スポーツとして八王子の多くの年代に広めていければと考えています」

自身も「スクール」で育った平井校長
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