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市内高校生ら 活動通し障害者応援 点字翻訳やドローンで

社会

掲載号:2019年11月21日号

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プログラミングゼミのメンバー。右が山下教諭。中央が板橋さん
プログラミングゼミのメンバー。右が山下教諭。中央が板橋さん

 八王子の高専や高校生らが、ゼミや部活動などを通じて障害者支援のテーマと向き合っている。東京工業高等専門学校(椚田町)のプログラミングゼミは日本初ともいわれる点字の翻訳機を制作。元八王子町・星槎国際高等学校のドローンクラブは、デフサッカー男子日本代表のPV制作にあたっている。

 「知人である視覚障害者の悩みを聞いたことがきっかけになったんです」――。

 印刷された文字を瞬時に点字に変換することが可能で、点字を文字にすることもできる「自動点字相互翻訳システム」。東京高専のプログラミングゼミが開発し、先月行われた全国の高専を対象としたプログラミングコンテストで最高評価を受けた。

 担当する山下晃弘准教授は「その知人から娘が学校からもってくる書類が読めないと聞いたんです。読むには健常者にお願いするか、お金を払って翻訳者に依頼するしかないと」

 そのことをコンテストに向け、課題の「地域振興につながるもの」について思案していたゼミ生らに伝えると「では、点字を瞬時に読めるシステムを」となったのだという。

 そして生徒たちは、スキャナや点字プリンタのほか、それらを制御するコンピュータなどを組み合わせてシステムを構築。実際に視覚障害者に使ってもらうなどしたうえで、約3カ月で日本初ともいわれるシステムを完成させた。

 メンバーをまとめた3年生の板橋竜太さんは「役立つものをつくれて嬉しい。翻訳機が動いた時は安心しました」と笑顔。

 山下准教授は「点字翻訳についての知識がなかったので生徒たちはみんな毎日のように勉強していた。よく頑張ったと思う」と生徒らをたたえる。

 この翻訳機のテストに協力したという「八王子視覚障害者福祉協会」の会員は「点字翻訳の部分に課題はあると思うが、操作性は高かった」と開発段階だったシステムを評し、若者がバリアフリーに興味をもってくれたことに感動したとも話している。

躍動感を

 一方で、聴覚障害者が行うサッカー競技「デフサッカー」男子日本代表のPV制作にあたっているのが星槎高のドローンクラブだ。

 学内外でドローン撮影を請け負っている実績を買われ依頼を受けた。今月3日には、代表チームの合宿地を訪れ撮影にあたったという。

 「より躍動感を、ということで私たちが呼ばれたのだと思います。デフサッカーの研究をしたうえで撮影に望みました」とメンバーの菅野翼さん。選手たちがプレー中に行う、手話やアイコンタクトがより分かるように工夫しながら撮影を進めていったのだという。

 「これから編集作業に入ります。デフサッカーの魅力がより伝わるものにしたいと思う」ともう一人のメンバー、長坂優輝さんは力を込める。

 星槎高の平澤晶子教諭は「私たちの学校グループでは来年の東京パラリンピックの応援に力を入れていく方針。今後も当校の活動が障害者支援につながればと思います」
 

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